'99年7月、神奈川県警の警部補が覚醒剤使用で捜査を受けていたことが発覚、それをきっかけにして一斉に吹き出した神奈川県警のおぞましいまでの不祥事の連続‥‥。しかし、警察をめぐる腐敗の構図が明かされていく。これも、ほんの端緒に過ぎなかった―。
 本書は、不祥事の裏側、その温床は何だったのかを、新聞やTVでは決して知り得ない深層の情報を元に書き下ろされた、警察という組織のまさに“正体”が赤裸々に綴られている。「グリコ・森永事件」を境に、ジワジワと地盤沈下を起こしていく組織、チェック機能を果たさないマスコミ、京都小二殺人事件に見る警察とマスコミの知られざる真相、毒カレー事件の裏側、凶悪殺人事件や少年事件と警察の限界、誇りを失ったキャリアと現場の苦悩‥‥など、警察の組織と事件を知り尽くしたジャーナリスト・大谷昭宏にしか書きえない、警察問題の真相の数々が明かされていく。
 警察の真の問題点と、その再生への道までも探った、日本警察の恐るべき現状を知る、画期的テキストの誕生である。

大谷昭宏 著
四六判並製/定価:本体1200円
ISBN:4-537-25012-7
日本文芸社