« 主な活動予定2026年4月~ | トップページ | 長期化の元凶 抗告の禁止と証拠の全面開示願う妹 »

2026年4月20日 (月)

最大関心事を、よりわかりやすく

-メディアに求められる「ひるおび」モットー-

「堅苦しいごあいさつはやめておきたい」と、勝手なことを言ったため番組内でお知らせできなかったが、私、3月をもって「ひるおび」(TBS系月~金午前10時25分)のレギュラーを降板した。

 2009年からMCの恵俊彰さんや江藤愛さんたち、温かい「ひるおび」ファミリーにどっぷりつかって気がつけば17年がたっていた。ただこの間、それとは裏腹にメディア、とりわけテレビに吹く風は、いつもアゲンストだった気がする。

 ささいなことでクレームがくる選挙報道。デモ隊が国会を取り巻くなか、強行採決された安保法制。とりわけ2016年、当時の高市総務相が「テレビの1番組だけに問題があったとしても、局全体の停波はある」としたときは故・岸井成格、田原総一朗、青木理ら各氏と集って私も怒りの横断幕を掲げて記者会見を開いた。

 その後、デモも予定していたのだが、このとき「大谷くんはここまでにしておこう」と言ったのが、事件記者の先輩、鳥越俊太郎さんだった。この先、さまざまな圧力がかかってくる中、たとえ、やんわりとでも思いを伝えられる番組を大事にしていこうというのだ。

 そして、その言葉どおり多くの仲間が番組から消えていったり、番組そのものがなくなる中、1度でもコメントに注文をつけることなく、たとえ、やんわりとでも思いを伝えさせてくれたのが「ひるおび」だった。

 最近は、やんわりどころか、相当とんがったコメントも飛び出しているなか、右に左にと巧みにさばいていく恵さんの進行のその根っこには、モットーにしている「最大関心事を、よりわかりやすく」の気持ちが脈々と流れているように思う。

 いささかファミリー褒めになるが、それはこの番組だけではない。テレビに、そして広くメディアに求められていることではないか。

 大リーグのこの人の話題になるたびに、不遜にもこう呼んでもらった「ひるおびのオータニさん」から番組へのラストコメントである。

 

(日刊スポーツ「フラッシュアップ」2026年4月20日(月)掲載/次回は5月4日(月)掲載です)

 

|

« 主な活動予定2026年4月~ | トップページ | 長期化の元凶 抗告の禁止と証拠の全面開示願う妹 »

日刊スポーツ「フラッシュアップ」」カテゴリの記事